確定申告とクラウドファンディング支援

これで迷わない!クラウドファンディング支援の確定申告、マイナンバーの正しい準備と記載方法

Tags: 確定申告, クラウドファンディング, マイナンバー, 会社員, 手続き

クラウドファンディング支援の確定申告になぜマイナンバーが必要なのか

確定申告を行う際には、納税者のマイナンバー(個人番号)の記載と本人確認書類の提示または写しの添付が必要です。これは、税務署が納税者の所得や税金を正確に把握し、適切な税務処理を行うために法律で定められているためです。

クラウドファンディング支援によって所得が発生し、確定申告が必要になった場合も例外ではありません。給与所得以外の所得を申告する際には、マイナンバーを申告書に記載し、本人確認を行う必要があります。

確定申告で準備するマイナンバー関連書類

確定申告で必要となるマイナンバー関連の書類は、以下のいずれかです。

ご自身の状況に合わせて、必要な書類を事前に準備しておきましょう。通知カードは、引っ越しなどで記載内容に変更がある場合は、番号確認書類として使用できないことがありますので注意が必要です。

確定申告書へのマイナンバーの記載方法

確定申告書には、マイナンバーを記載する箇所があります。

確定申告書Aの場合(主に会社員向け)

確定申告書Aは、主に給与所得や年金所得のみの方が使用しますが、クラウドファンディング支援による一時所得や雑所得を申告する場合も使用できます。

申告書Aの第一表の上部、「個人番号」欄にご自身のマイナンバー(12桁)を記載します。

確定申告書Bの場合

確定申告書Bは、所得の種類にかかわらず誰でも使用できます。クラウドファンディング支援による所得の種類に関わらず使用可能です。

申告書Bの第一表の上部、「個人番号」欄にご自身のマイナンバー(12桁)を記載します。

いずれの申告書も、マイナンバーを記載する欄は申告書の上部に設けられていますので、該当欄に正確に記載してください。

e-Taxで申告する場合のマイナンバー入力

e-Tax(国税庁のシステムを利用した電子申告)で確定申告を行う場合も、マイナンバーの入力が必要です。

e-Taxソフトや確定申告書等作成コーナー(国税庁ホームページ)を利用して申告書を作成する際、指示に従ってマイナンバーを入力する画面が表示されます。

e-Taxで申告する際の本人確認の方法はいくつかありますが、マイナンバーカード方式を利用する場合、マイナンバーカードをICカードリーダーライターで読み取ることで、電子署名と利用者証明が行われ、本人確認が完了します。この方法が最も一般的でスムーズです。

マイナンバーカード方式以外にもID・パスワード方式がありますが、こちらは税務署で事前に職員と対面による本人確認を行った上で発行されるID・パスワードが必要になります。

郵送または税務署に持参する場合の本人確認書類の提出

確定申告書を郵送または税務署の受付に持参して提出する場合、申告書にマイナンバーを記載するだけでなく、本人確認書類の写しを添付する必要があります。

前述の「準備するマイナンバー関連書類」で確認したご自身の書類の写し(マイナンバーカード両面の写し、または番号確認書類と身元確認書類それぞれの写し)を、申告書の裏面や別途添付台紙などに貼付して提出します。

マイナンバーに関する注意点

確定申告におけるマイナンバーの準備と記載は、正確な申告のために必要な手続きです。ご自身の状況に合わせて必要な書類を確認し、申告書作成やe-Tax入力の際に間違いなく記載・入力するよう心がけましょう。不明な点があれば、国税庁のホームページを確認するか、所轄の税務署に問い合わせてみることもご検討ください。